根管治療の2つのパターン その①
CASE1 初めて神経を抜く場合
初めて神経を抜くことを抜髄といいます。この抜髄という処置は、その歯の寿命を大きく左右する
1番大事な処置です。抜髄処置がきちんとされていないと痛みや感染を繰り返す原因になります。
抜髄するときって?
虫歯の原因細菌による歯髄への感染がある場合や、噛み合わせや知覚過敏などが原因で
持続的に歯髄が刺激され、炎症を起こすケースに必要となることがあります。
□冷たいものや温かいものが常にしみる
□食事するとズキズキ痛む
□夜間など体温が上がると痛みが強くなる
□見た目に明らかに大きな穴虫歯がある
このような症状が続くようなら、抜髄が必要になるかもしれません。当院では、しっかり見極め無痛下で治療していきます
抜髄の方法
レントゲンで虫歯の大きさや歯髄の大きさ、位置を確認します
無痛麻酔をし、虫歯の部分をすべて除去していきます。ここで一番大事なのは、常に無菌状態で治療していくことです。当院では、無痛下での治療と、無菌状態での治療を常に心がけております。
痛みの原因である歯髄(歯の神経)や汚染した象牙質を、しっかり除去し根管内を綺麗にします。場合により超音波洗浄や薬剤を使用して、壁面に付着している目に見えない汚物を除去します。
根管内の洗浄が終わったら今後、細菌の侵入がないように薬剤で完全に密閉します。この時も、再治療のリスクがないよう、無菌状態で処置します。
根管治療が終わったら、レントゲンで確認します。