根管治療の2つのパターン その②
CASE2 以前に神経の治療をしている場合
一度神経の治療をしたにも関わらず、再度根管治療が必要な場合があります。
治療が終了しているのに違和感が残ったり、痛みや腫れの再発・歯茎から膿が出てきている…
こんな症状があれば、再根管治療をしないといけないかもしれません。
治療が必要となるケース
- 根管充填が不十分な場合
- 見落としによる未処置の根管があったり、歯髄の取り残しがある
- 治療中断による再細菌感染
- 不良補綴による再細菌感染
こんな症状ありませんか?
- 以前に神経の治療をしたのに、また痛みや腫れが出てきた
- 歯茎の横から白い膿が出てきた
- ずっと違和感があり噛むことができない
- 疲れると歯が浮いた感じがする
再根管治療の手順
①レントゲンで確認し、被せ物が入っていたら除去する。このレントゲンでは、前回治療された根管充填が
不十分だということがわかります- ②前回、根管治療で詰めたゴム状の充填材や感染の原因となるものを除去する。当院では、超音波洗浄やco2レーザー・薬剤などを用いて根管内が無菌状態になるまできれいに処置します
③無菌状態になれば、再度根管内をしっかり密閉して根尖(根の先)や歯冠側(歯肉側)からの細菌の侵入を防ぎます
CASE1もCASE2のいずれの場合でも、根管内を無菌状態にすることが大切です。
精度や費用の高い被せ物(セラミッククラウン)を入れたとしても、根管治療が不十分だと被せ物を除去
してしまう事になります。
当院では根管治療は非常に大事な基礎だと思っております