一般的に口腔がんの大きなリスクファクターとして”喫煙”が挙げられていますが、アメリカでは喫煙率が低下しているにもかかわらず、口腔がん患者数が増加しているのだそうです。このため、発症率を上げる別の要因の存在が推測されてきました。

そしてこのたび、ロズウェルパークがん研究所が、歯周病によって口腔がんの発症率が高くなることを報告しました。それによると、歯槽骨吸収量が1㎜増すごとに、発症リスクが4.36倍増加することが明らかになったということです。

 

喫煙や飲酒をしない患者を対象にした場合でも同様の結果がでていることから、喫煙をしていない方でも歯周病によって口腔がん発症率が増すということですね。

(参考:DENTAL TRIBUNE)