先ごろ、一般歯科患者を対象にした”就業時間”と”顎関節症”との関連を調査した結果が発表されました。

東京慈恵会医科大学歯科科学教室教授の杉崎正志氏によると、女性はパソコン時間が長いほど顎関節症リスクが高くなることが明らかになったそうです(男性120名、女性124名の被験者が対象)。

パソコン時間、運転時間、手仕事時間、通勤時間、帰宅~就寝時間などさまざまな質問項目があり、被験者も就労者に限らず、無職、専業主婦、自営業、学生なども含まれていたそうですが、職業情報を得ずに関連性を解析したそうです。

この結果、男性には有意な因子は得られず、顎関節症と就業内容に有意な関連性は見出せなかった。しかし女性ではパソコン時間との関連性が高く、女性はパソコン時間が長いほど顎関節症リスクが高くなるという結果が得られた。

(参考:DENTAL TRIBUNE)