「歯科医療従事者が考える患者の歯周病ケア」と「生活者が考える自らの歯周病ケア」についてライオンが
意識調査を実施しました。
歯科医療に従事している146人に「歯科医療従事者調査」、30~60代の男女176人に「生活者調査」を
行ったところ、被調査者の半数以上が歯茎の出血や腫れを経験しているにも関わらず、その半数以上が
対処をしていないとの結果が出ました。
さらに、歯周病だと自覚している人でさえ対処していない人が半数もいたそうです。
また、歯科医院に行く習慣がない人も約半数おり、そのうちの約8割が痛みが出たときにしか
歯科医院にいかないという結果でした。
歯科医療従事者の調査で、歯周病予防に最も重要と考えているセルフケアで多かったものは、
「歯と歯茎の境目の歯垢を除去すること」が約7割で、次いで「歯間清掃を行うこと」が約1割、「自分に合った歯ブラシ
を使用する事」が約1割でした。
生活者の調査でも、歯周病予防で重要だと思うセルフケアで多かったものは、
「歯ブラシで歯と歯茎の境目の歯垢を除去すること」が約6割で、次いで「歯間清掃」が約3割でした。
しかし、実際に「歯間清掃」を実施している人は少なく、その意識と行動に差があることがわかりました。
歯の隣接面にあるポケットは歯周病になりやすい部位です。
今後はさらに歯の隣接面とポケットのケアを広めていかなければなりません。