ジルコニア 作成~完成まで
当院では、ジルコニアの素材を使った補綴には
①ジルコニアフレームレアリングタイプ
②ジルコニアモノコッククラウン
③ジルコニアインレー
④ジルコニアアンレー
があります。
いずれも、特別な材料を使用し熟練した技工士さんに作製していただいています。
院内で歯型採取(imp)
当院ではジルコニアを型取りする材料には、精度の高い印象材を使用します。
- 印象時間を短縮させる事で、患者様の負担を軽減させます
- 超親水性があるので、細部にまで印象材が流れ、よりクリアな印象採得ができます。それはより精密な補綴物の完成へ繋がります
技工所へ
院内で印象した印象物をラボへ渡します。
ラボでは、印象物に石膏を流し模型を作製します。
この石膏を流す作業が非常に大切で、その後の補綴物の精度はこの時の模型の精度で決まるといわれるほどです。
完成した模型をレーザーで読み込みます。このスキャンする機材もより高性能なものでなければなりません。
スキャンしたデーターを元に画面上で補綴物の設計(デザイン)をします。
デザインしたものをディスクに読み込ませます。
ディスク上のジルコニアを削り出し加工していきます。
ミリングされたジルコニアを焼成するとジルコニアクラウンの完成です。
その後カービングして形を整えたり、患者様の口腔内の色に合うように技工士さんが
手作業で色付きのセラミックパウダーを盛って色を調整していきます。
- カービングして形態を整える
- 口腔内の色に合わせて築盛していく
- 歯と歯の押し合う力(コンタクト)を調整する
- かみ合わせを調整する
患者様ご自身の歯に近くなるよう作製していきます。
完成したものは、患者様の口腔内に直接入るものなので除染や消毒をしっかり
行った後医院へ返却され、患者様へ装着します
患者様への装着
当院では、完成した補綴はすぐに本着するのではなく一度仮着します。
仮着中に患者様ご自身でしっかりチェックしていただきます。
- 歯と歯の間に物が詰まらないか
- 色があっているか
- 実際に食事をした時の噛み合わせは問題ないか
問題なければ外れたりしないよう特殊なセメントで本着します。