お口の乾燥
唾液は足りていますか?
最近、口の中がネバネバしたり・乾燥したり・食物が飲み込みにくいなんて事は
ありませんか?
特に入れ歯をお使いの患者さんは、外れやすかったり・痛みを感じやすくなっていませんか?
口腔乾燥症になるとどうなるの?
唾液の量が減り、口の乾燥感が長く続いているようなら『口腔乾燥症』の可能性があります。
原因は様々ですが、主に服用している薬の種類や期間・全身性の病気・ストレス・口呼吸などがあります。
お口の中が乾燥すると、虫歯や歯周病になりやすくなり、入れ歯をお使いの患者さんは、義歯で歯茎が
傷つきやすくなったり・外れやすくなります。
お食事の時も、食事の味がわかりにくくなってしまいますので、楽しみが減ってしまいますよね。
少しでも乾燥を改善できる簡単なポイントがあります。
唾液を増やしましょう
- 食事の時に、噛む回数を増やして唾液をたくさん出す(理想は一口30回噛みましょう)
- 唾液腺のマッサージ
耳の前・・・指全体で優しく押します
あごの内側・・・耳の下から顎の先まで優しく押します
あごの下・・・両手の親指で顎の下をグーッと押します
お口の保湿
- こまめに水分を取る
- 専用の保湿スプレーや洗口剤で、口腔内を潤す
乾燥を防ぐための色々なアイテムがあります。1度使われてみても良いかもしれませんね。
乾燥を防ぐ
- 乾燥しやすい時期は、室内の湿度を調節する
- 口で呼吸するのではなく、鼻で呼吸するように心がける
- 口で呼吸する癖がある人は、マスクをする事で乾燥が防ぐことができます
唾液の働き
唾液は、おいしく食事したり、会話をするために欠かせない重要な働きをしています。
口腔乾燥は、高齢者に起こることが多いのですが、必ずしも加齢に伴う現象だけではなく服薬の影響も多いそうです。
ご自身の状態をしっかり把握して、楽しく食事したり、会話を楽しみましょう。