予防歯科

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補綴物の再治療を防ぐ

補綴物の再治療を防ぐ

歯科治療をしてもまた繰り返し悪くなってしまう。
そんな体験はありませんか。
いったいなぜ繰り返し治療が必要になってしまうのでしょうか。

残念ながら歯は1度虫歯などで悪くなってしまうと
元通りに治ることはありません。
治療をして元通りに治ったと思われている方も多いかもしれませんが
削った所や抜いた所は埋めたり被せたりと人工物で
補って修理する事しかできず天然歯と同じ素材のものは存在しないのが現状です。

治療をした後に大事なのが
これ以上治療が必要となる所を増やさないようにする事。
そして、被せ物や詰め物(補綴物)の素材をしっかり選び管理していくことです。

補綴物が劣化する主な原因

①表面の傷
毎日の食事やブラッシングで細かい傷がついてしまう
(硬めの歯ブラシや過度なブラッシング圧、研磨入りの歯磨剤にも注意)

②口腔内環境
温度差や酸性・アルカリ性などと極端に変化する過酷な
環境になるため時間とともに劣化する
③口腔内の微生物
歯垢(プラーク)内に存在する微生物が産出する酸により腐食が起こる

などが挙げられます。

材質の違いを知る

補綴物には金属やセラミック、レジン(樹脂)など
いろんな種類があります。

過酷な環境にある口腔内で体の一部として機能する補綴物は
劣化するとともに徐々に天然歯より汚れが付きやすくなります。

レジン>金属>セラミック の順に汚れが付きやすく

保険適用されよく使われるレジンや金属ですが
劣化が早く約5.6年で再治療が必要だと言われています。
補綴物には天然歯にはない人工物とのつなぎ目が存在するため
劣化が早いと段差や表面の粗造が汚染域となり
歯周病の再発や二次カリエスのリスクを高めることになります。

保険適用外ですがセラミック(ジルコニア)は
腐食がなく生体親和性に優れています。
被せ物と歯のフィットもよく汚れも付きにくいので
劣化せず再治療の可能性も非常に少ないです。

治療を繰り返す事により歯の寿命も短くなるため
しっかり素材を選ぶことも大切です。

治療を行う原因を防ぐ

補綴物治療を行う代表的な原因は虫歯や歯周病、
外傷や破折と言われています。
根本的な原因が改善されなければ繰り返し治療が必要になってしまいます。
間食や喫煙、不正咬合、口腔習癖、生活環境も大きな要因があります。
まず大切なのはご自身のお口の中の状況を知ること。
日頃のブラッシングなどのセルフケア、
そして歯科医院での定期的なおそうじ、噛み合わせのチェックなど
メンテナンスを受けてこれ以上治療にならないようにキープしていきましょう。

自費治療の無料初診相談を行っております。お気軽にご相談ください。

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