認知症と口腔ケア
歯周病は認知症のリスクを高める…!
最近、歯周病とアルツハイマーに関係性があることが研究により分かってきました。
マウスを使った実験で、歯周病のマウスは歯周病でないマウスに比べてアルツハイマーの原因となる「アミロイドβ」の蓄積面積が約2.5倍、量では約1.5倍も多くなっていたという結果が出ています。
歯周病原因菌が能の炎症を引き起こしているとし、直接の原因でないにせよ、アルツハイマーの発症に何らかの影響を与えていることは間違いないと考えられているそうです。
認知症を予防するためには口腔ケアが必要!!
近年の研究報告により、歯がなく入れ歯も使用していない人は、歯が20本以上ある人より認知症発症リスクが1.9倍高くなり、また「あまり噛めない」高齢者は「何でも噛める」高齢者に比べ、認知症発症リスクが1.5倍も高くなることが明らかになりました。
また、「噛む」という行為が脳を活性化するので、認知症の発症や進行の抑制につながる可能性があるそうです。
しっかり噛むことのできる歯を維持するには…?
- 歯磨き(一歯ずつ丁寧に磨く)
- 生活習慣の改善(禁煙・食生活の見直し)
- 定期的な歯科受診(1~3ヶ月に一度の受診をおすすめします)