50代の45%にある根面う蝕って?
お口の中でこのような根元になっている所はありませんか?
それは根面う蝕の始まりかもしれません・・・
根面う蝕って?
根面う蝕は、歯周病治療との関連性が強く、歯周病などで歯の根面が露出した部分に発生する虫歯です。
根面(象牙質)は、歯の表面のエナメル質とは異なり、柔らかいため弱い酸性度で脱灰するといわれています。そのため容易に酸に侵されやすく、虫歯のリスクが高くなるといわれています。
根面う蝕の有病者率は
20代…4.5%
30代…16.4%
40代…25.8%
50代…45%
60代…24.5%
70代…23%
80代…20.6%
で、圧倒的に50代の罹患率が高くなります。
POINT!根面は歯冠部よりう蝕になりやすい
根面う蝕の治療法は?
初期症状であればフッ化物を用いた治療で再石灰化を促したり、少し進行しているものであればコンポジットレジンやグラスアイオノマーセメントで修復する方法があります。
自分でできる予防法
◎虫歯予防の歯磨剤を使用してみる
◎殺菌成分 CPC(塩化セチルピリジニウム)◎
口腔内の浮遊菌を殺菌し、口臭や歯肉炎を防ぐ
◎NaF 1450ppm(フッ化ナトリウム)◎
フッ化物高濃度配合で、エナメル質と象牙質の虫歯を予防
◎KNO₃(硝酸カリウム)◎
知覚過敏の症状を防ぐ
◎PCA(ピロリドンカルボン酸)◎
露出した象牙質の表面のコラーゲンをコーティングし、フッ素を長く留める作用