知っておきたい歯のトラブル~痛くない虫歯治療~
虫歯はどうしてできるの?
虫歯の始まりは、口の中の虫歯菌が糖を分解して酸を作り、酸が歯の表面を溶かします。
虫歯菌は口移しなどで人から移ると言われているので注意が必要です。
虫歯を作る三大要素
歯質…歯の強さや唾液の量によって左右されます。
細菌…主な細菌のミュータンス菌はプラークを作り、歯を溶かすと言われています。
食事…糖分を含む食べ物や飲み物はリスクが高くなると言われています。
唾液の作用
唾液には溶けた歯の表面を修復する再石灰化という働きがあります。
唾液は食べかすを洗い出したり、酸を中和する為歯の強い味方だといわれています。
『時間を決めて食べる』虫歯予防
口腔内の㏗値が5.4~5.5以下になると歯のエナメル質からミネラル成分が溶け出し、唾液によって㏗値が中性に戻ると
歯の溶けた部分が再石灰化します。
時間を決めずにダラダラ食べていると、再石灰化する時間が無くなってしまうので虫歯になりやすくなります。
虫歯になった時の治療法って?
◎経過観察させていただく場合と、必要に応じてコンポジットレジンで充填する方法があります。
◎比較的軽い虫歯の為、歯の神経は残した治療方法になります。
虫歯の部分を削って、充填や詰め物を入れる治療になりますので、治療回数も2回程度です。
※左側は保険治療で金属を詰めるタイプです。右側はメタルフリーのジルコニアタイプです。
◎神経にまで達している事が多いため、神経の処置が必要になります。そうなると治療回数も数回かかります。
※左側は保険治療で金属を被せるタイプです。右側はメタルフリーのジルコニアクラウンです。
◎虫歯がかなり進行している状態です。ほとんどの場合は抜歯対象になります。