予防歯科

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死亡リスクが上がる?!オーラルフレイル

オーラルフレイルとは

食欲の低下につながるサイクル
「話す」「噛む」「飲み込む」などの口腔機能が加齢などにより衰えることが原因で、食べこぼしやむせ、ものが噛みにくい、滑舌の悪化、口の中が乾くなどの症状が起こることをオーラルフレイルと言います。
噛む力が衰えてやわらかいものばかり食べるようになると、噛むために必要な筋肉が低下し、さらに噛む力が衰える・・・といった悪循環に陥り認知症などの原因となり、その結果として口腔機能の衰えは食欲の低下、そして全身の機能の低下(サルコペニアや低栄養)へと進み、最終的には要介護状態へとつながってしまう可能性があります。
オーラルフレイルを予防していくためには、歯と口の健康を保つことがとても大切です。
口の中を清潔に保ち、加齢で衰えていく口腔機能の維持、改善をしていくことがポイントです。

オーラルフレイルかチェック

オーラルフレイル自己診断

  • 食事のときむせたり食べこぼす
  • 食欲がない、少ししか食べられない
  • やわらかいものばかり食べている
  • 以前より滑舌が悪くなった、舌が回らなくなった
  • 口の中が乾きやすい、口臭が気になる
  • 自分の歯が少なくなってきた
  • 顎の力が弱くなってきた
  • 頬がこけた、口の周りの容姿がきになる

3~4つ以上当てはまるとオーラルフレイルの危険性が高いです。

オーラルフレイル対策

パタカラ
①パタカラ体操
「パ」唇をしっかり閉じてから発音
「タ」舌を上顎にしっかりくっつけて発音
「カ」喉の奥に力を入れて喉を閉めて発音
「ラ」舌を丸め、舌先を上の前歯につけて発音
唾液腺マッサージ
②むせ、口の乾きを改善!唾液マッサージ

  1. 耳下腺マッサージ
    両頬に親指以外の4本の指をそろえて当て、奥歯周囲をくるくると回転させる
  2. 顎下腺マッサージ
    耳の下~顎の下にかけて指先で下からやわらかく押し上げる
  3. 舌下腺マッサージ
    親指の腹で顎の下側を軽く押す

⇒マッサージ1回4~5分、1日3セットくらいがオススメです。

オーラルフレイルは負のスパイラル!
日頃からの口腔ケアと定期的な歯科受診が大切

おじいちゃんおばあちゃん
一般的に歯の本数が20本以下になると、噛む力が著しく低下すると言われています。
歯を失う原因となる歯周病や虫歯の予防のためにも定期的に歯科を受診し、オーラルフレイルの対策・改善に努めることが大切です。
高齢な方でも口の中がきれいな方は、口腔内の細菌数も少なく、健康状態も良いです。
口腔機能の衰え「オーラルフレイル」になると、将来要介護状態になる可能性はもちろん、栄養失調や感染症になるリスクも増大していきます。
オーラルフレイルにより、死亡リスクは健康な人々の2倍以上にも高まると言われていますので、早めの対策・改善をしていきましょう。

 

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