前歯をきれいに!ジルコニアとは・・・?
ジルコニアとは・・・?
ジルコニアとは、強度があり汚れが付きにくい素材です。
透明感もあるので、前歯や奥歯にも適用できます。
今回は、ジルコニアクラウンハイトランスについてご紹介します。
治療の流れ
この患者様(50代・女性)のケースは、
切端咬合(かみ合わせが前歯の先同士で当たるかみ合わせ)で、
上の前歯がだんだんと欠けてきてしまいヒビが入ってしまったため
今回ジルコニアクラウンにしていくことになりました。
こちらが術前のお写真です。
歯の先端が欠けているのと、歯質が薄なってしまっています。
通常であれば前歯はレアリングクラウンが適用なのですが、
切端咬合なので強度に優れるジルコニアクラウンハイトランス+ステインにしていきます。
治療1日目
麻酔をして被せ物を入れれるよう歯を削って形を整えていきます。
神経は取らずに治療していくので、神経を守る処置(覆罩)をし、
仮歯に置き換えます。
歯茎のラインを整え、歯周病の処置をするため、
レーザーで蒸散し、この日の治療は終わりです。
治療2日目
10日程でレーザーで蒸散した歯肉が安定するので、
型取りをします。
そして出来上がった歯の模型を技工士さんに依頼して
被せ物を作ってもらったものがこちらです。
治療3日目
出来上がった被せ物を一旦仮着します。
これで1週間ほどお食事していただき、
かみ合わせや物がつまらないか、色味などをみていただき、
もし修正箇所があれば、また外したのち技工所に出します。
治療4日目
特に問題がなかったため、最終的なセメントで合着し
治療は終了です。
色調や形などもとてもきれいに仕上がり、
患者様にとても満足していただけました。
今回はジルコニアハイトランスクラウン+ステインで被せましたが、前歯はレアリングクラウン適用となります。
レアリングクラウンは、ジルコニアで歯のフレームを製作し、
その上に酸化アルミナセラミックを焼き付けて作っていくため、
色をオーダーメイドできます。
ですので難しい色調にも合わせられます。
レアリングかジルコニアクラウンが適用かは
その方のかみ合わせや歯の色見によりますので、
お気軽にご相談ください。