親知らずの抜歯

親知らずは、奥歯のさらに奥に生える「第3大臼歯」で、
10代後半〜20代前半に生えてくることが多いです。
抜歯が必要な理由
親知らずは、正常に生えてくるとは限らず、以下のような問題が起こりやすいため、
予防や治療の目的で抜歯することがあります
| 問題 | 内容 |
|---|---|
| 横向き・斜めに生える | 手前の歯を押して痛みや歯並びの悪化の原因に。 |
| 一部だけ歯ぐきから出る | 智歯周囲炎(ちししゅういえん)などの感染リスク。 |
| 虫歯・歯周病になりやすい | 奥で歯ブラシが届きにくいため。 |
| 嚙み合っていない | 機能していなければ抜いた方が良い場合が多い。 |
🛠 抜歯の流れ
診査(レントゲン・CT)
→ 歯の生え方、神経との位置関係を確認します。
※但し横向きではえている、埋まっているケースは歯科大学病院へのご紹介になります。
局所麻酔
→ しっかり効かせるので、痛みはほとんどありません。
抜歯処置
→ 難しい場合は歯を分割したり、歯ぐきを切開することもあります。
止血・縫合
→ 必要に応じて縫合し、止血処置をします。
アフターケアの説明とお薬の処方
💊 抜歯後の注意点
うがいのしすぎに注意(血が止まりにくくなります)
当日は激しい運動・飲酒・喫煙を避ける
痛み・腫れは2〜3日がピーク。冷やしすぎに注意。
ドライソケット(血餅が取れて骨が露出)に注意:強い痛みが続く場合は早めに受診を!



