完全無痛治療

完全無痛治療

MTAセメントを使った治療について

こんにちは、天満橋の岡本歯科医院です。歯科治療の中でも「歯を残せるかどうか」が大きな分かれ道になることがあります。そのようなときに力を発揮するのが MTAセメント です。

今回は、MTAセメントとはどんな材料なのか、そしてどのような治療に使われるのかをご紹介します。


◆ MTAセメントとは?

MTAセメント(Mineral Trioxide Aggregate)は、1990年代に歯科用に開発された特殊なセメントです。
水と反応して硬化し、歯や歯ぐきと強く結合する性質 を持っています。従来の材料よりも封鎖性や生体親和性に優れており、歯科医療の現場で注目されています。


◆ MTAセメントを使う主な治療

1. 神経をできるだけ残す治療(覆髄・断髄)

むし歯が深く進行したときでも、MTAセメントを使うことで歯の神経を温存できる場合があります。神経を残せると、歯の寿命を延ばすことにつながります。

2. 根管治療(歯の根の治療)

歯の根の先に炎症や穴ができてしまった場合でも、MTAセメントでしっかり封鎖することで細菌の侵入を防ぎ、再感染を抑える効果が期待できます。

3. 穿孔(穴)の修復

治療中に偶発的に歯に穴が開いてしまった場合でも、MTAセメントで修復することで歯を抜かずに残せる可能性があります。


◆ MTAセメントのメリット

  • 高い封鎖性:細菌の侵入を防ぎやすい

  • 生体親和性が高い:歯や骨となじみやすく、炎症を起こしにくい

  • 神経を残せる可能性が広がる

  • 歯の寿命を延ばすことができる


◆ デメリット・注意点

  • 保険が適用されないため、自費診療となる

  • 従来の材料に比べると費用が高い

  • 取り扱いが難しく、精密な技術が求められる


◆ まとめ

MTAセメントは、従来なら抜歯や神経を取らざるを得なかったケースでも、歯を残せる可能性を広げてくれる画期的な材料 です。

岡本歯科医院では、できるだけ「削らない・抜かない」治療を目指しており、必要に応じてMTAセメントを用いた処置を行っています。
「できるだけ歯を残したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。